ニコチンガムやニコレットとチャンピックスの違い

タバコは、日本に伝えられたのは江戸時代の頃と考えられており、長い歴史を持つ嗜好品の一種です。現在でも喫煙している人は少なくはありませんが、数百種類上の有害物質が含まれています。このために喫煙者の多くが禁煙にチャレンジするのですが、大半は失敗してしまいます。これは、ニコチンという物質に強い中毒性があることが関係しています。

ニコチンは、脳内にある受容体と結合することにより、ドーパミンという快楽物質を放出します。これにより、精神的な安らぎを感じるのですが、これが常態化すると不足した時と落差が生じます。このために、強い渇望感に見舞われることになり、タバコから離れることが出来なくなります。

このニコチンの作用を利用した禁煙グッズがニコレットなどのニコチンガムです。ニコチンを補給する代わりに、他の有害物質からは離れることができます。また、ニコレットなどのニコチンガムは口の中の粘膜からニコチンを吸収するという内容で、肺からタバコを吸いこむより脳への作用は緩やかとなります。このために、ニコチン中毒自体もタバコほどではないので、最終的にはニコレットやニコチンガムからも離れることが出来ます。

ただし、現在ではニコチンガムよりも簡単に禁煙に成功できるチャンピックスという内服薬が開発されています。チャンピックスにはニコチンは含まれていないので、中毒症状に見舞われることはありません。脳内の受容体にニコチンの代わりに結合するので、タバコを吸っても美味しさを感じることはありません。また、少量のドーパミンを放出するので、禁煙による禁断症状は軽減されることになります。チャンピックスは禁煙外来を行っている医療機関で処方されており、健康保険が適用されるので経済的な負担も軽くなります。