1987年に公開されたシリーズ第4弾『ポリスアカデミー４／市民パトロール』は、
警察学校の卒業生たちが一般市民に防犯活動を教えるという、
さらにぶっ飛んだ設定が魅力のアクション・コメディ映画です。
今回も個性的すぎるメンバーたちが、真面目に（でも笑いながら）市民指導にあたる
という奇想天外な物語。
シリーズのお約束に加えて、シャロン・ストーンの登場や、ユニークな新キャラも加わり、
シリーズに新たな風を吹き込んでいます。
Contents
主なスタッフとキャスト
監督：ジム・ドレイク
コメディドラマ出身の監督で、本作が長編映画デビュー作。
テレビ仕込みのテンポの良さと、キャラクターの個性を活かす演出が特徴です。
出演者一覧：
スティーヴ・グッテンバーグ（マホーニー）
今回も中心人物として登場。相変わらずのお調子者ぶりと頼れる兄貴感で、
一般市民を巻き込みながら大騒動を巻き起こします。
ババ・スミス（ハイタワー）
見た目のインパクトとギャップのある優しさは健在。市民とのやりとりも微笑ましく、
シリーズ通しての癒しキャラ。
マイケル・ウィンスロー（ジョーンズ）
もはや伝説級の声帯模写芸。今回は特に市民とのコント風やり取りが秀逸で、
爆笑ポイント多数。
デヴィッド・グラフ（タックルベリー）
銃マニアのぶっ飛びキャラはそのままに、市民パトロールとのギャップで笑わせます。
家族ネタも増量中。
シャロン・ストーン（クレア）
後に大スターとなる彼女の若かりし姿が楽しめるのも本作の魅力の一つ。
まじめな報道記者役でストーリーに程よいスパイスを加えます。
レスリー・イースターブルック（キャラハン）
そのセクシーさと強さで、今回も男性市民からの注目を一身に集めます。
教官ぶりがカッコいい。
マリオン・ラムジー（フック）
小柄で控えめながら、徐々に自信をつけていく様子が今回も印象的。
女性からの共感度が高いキャラクター。
映画の見どころ
一般市民とのドタバタ訓練シーン
今回の主役とも言えるのが“市民パトロール”。
普段は普通の市民たちが、警察の訓練を受けて悪と戦おうと奮闘する姿が、
笑いと共感を呼びます。老若男女のリアルな反応に、観ているこちらも思わずニヤリ。
シャロン・ストーンの意外な出演
今ではセクシー路線の代名詞的な女優ですが、本作ではクールなジャーナリスト役。
真面目なポジションだからこそ、周囲とのギャップが際立ち、
逆にコメディ要素を強調する仕掛けに。
ジョーンズと子どもたちのやり取り
ジョーンズのモノマネ芸は、今回ついに子どもたちにも波及。
ラジオのDJ、ドラムマシン、銃声など、もはや人間を超えた音芸には驚きと笑いが止まりません。
おなじみの敵役ハリス警部も登場！
出ました、マウザーに代わるイヤミ警官ハリス。
今回も嫌われ役として全力で登場。彼の暴走と勘違いっぷりが、
物語を盛り上げる最高のスパイスです。
個人的な感想
『ポリスアカデミー４』は、シリーズとしての“慣れ”を逆手に取った内容で、
新しい要素をうまく取り入れていたと思います。
警察学校という舞台を飛び出し、市民との接点をテーマにしたことで、
より幅広い視点から物語を楽しめました。
特に印象に残ったのは、ジョーンズと少年の交流シーン。
モノマネを通じて自信を与える姿には、笑いながらもホロリとさせられるものがありました。
また、タックルベリーの家庭ネタはシリーズならではの温かさがにじみ出ており、
アクション一辺倒ではない心地よい人間ドラマが感じられました。
そして、シャロン・ストーンの若き日の登場には、映画ファンとして思わずニヤリ。
彼女の存在が作品に絶妙なバランス感をもたらしていたと思います。
改めて、このシリーズのキャスティングセンスの良さに脱帽です。
まとめ
『ポリスアカデミー４（1987年）』は、笑いと感動、そして“市民の力”をテーマにした、
新たなチャレンジが感じられる一本です。
おなじみのキャラクターに加えて、一般市民たちの奮闘も描かれ、
ますます広がるシリーズの世界観を楽しめます。
✅ 市民パトロールのドタバタ劇が新鮮
✅ シャロン・ストーンの初期作品としても注目
✅ おなじみキャラ＋新顔のバランスが絶妙
✅ クスッと笑えて、じんわり心温まるエピソードも！
▼ 『ポリスアカデミー４（1987年) 』の予告編はこちら！
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