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コールド・ウォー 香港警察 堕ちた正義(2017年) 映画予告編付き

香港映画史に刻まれる衝撃の続編。

ショーン・ラウの“正義”はどこへ向かうのか?

香港映画の中でも異彩を放つ警察サスペンスシリーズ“コールド・ウォー”。

2013年の前作は、香港映画賞で最多9部門に輝き、香港警察をリアルに描いたサスペンスとして

世界的に高評価を受けました。

そして、4年ぶりに公開された本作『コールド・ウォー 香港警察 堕ちた正義』は、

さらにスケールアップ。

アーロン・クォック、レオン・カーフェイという前作から続く二大スターに加え、

なんとチョウ・ユンファ(周潤發)が参戦。

香港映画ファンにとっては夢のような豪華キャストとなり、

公開当時から大きな話題となりました。

本作は前作の“続編”でありながらも、新規の観客でも物語に入りやすい作り。

そして、タイトルの通り、本作のテーマは“堕ちた正義”。

正しいはずの行動が、いつしか周囲を傷つけ、巨大な陰謀へとつながっていく——。

まさに香港映画らしい濃密なサスペンス作品となっています。

作品情報

監督・脚本: リョン・ロクマン、サニー・ルク

出演者

アーロン・クォック(ショーン・ラウ)

レオン・カーフェイ(M・B・リー)

ジャニス・マン(ラウの妻)

チョウ・ユンファ(国家監察長官)

エディ・ポン

リュウ・チャーリャン

アーリフ・リー

香港映画界のトップ俳優が集結し、圧巻の演技と緊張感ある対立を見せます。

あらすじ

前作で誘拐された警官たちを救い出し、見事な采配で事件を収束させた

ショーン・ラウ(アーロン・クォック)は、ついに“香港警察署長”の座に就く。

しかし、その栄光は長く続かなかった。

逃亡中の事件関係者によって、ラウの“妻”が誘拐されてしまうのだ。

犯人の要求はただ一つ。

「主犯ジョー・リーを釈放しろ」

ジョー・リーとは前作の誘拐事件の中心人物であり、警察内部の腐敗を象徴する存在。

彼を解放すれば、香港警察の正義は崩壊する。

しかし——

妻の命がかかっている。

さらに、ラウの決断を監視するのは、香港政府の監察長官 オスカー(チョウ・ユンファ)。

彼は徹底した“組織優先”の価値観を持ち、ラウの行動を厳しく監視する。

香港警察内部でも、

「個人の正義を優先するラウ」

vs

「組織秩序を重んじるオスカー、そしてM・B・リー」

という対立が激しさを増していく。

やがて、誘拐犯の背後には、

香港警察を揺るがすほどの巨大な陰謀と、

“堕ちていく正義”の影が潜んでいた——。

見どころ

“警察の正義”が揺らぐ、前作以上の心理戦

前作は「正義と正義の対立」でしたが、今回はさらに深いテーマに踏み込みます。

それは、

「正義はどこから堕ちていくのか?」

ラウは正しい行動をしているつもりでも、

その行動によって誰かが傷つき、組織に亀裂が入る。

前作では冷徹で頼れる指揮官だったラウですが、

本作では“正義に執着するあまり、判断を誤る姿”が描かれます。

この変化こそ、本作に込められた最大のドラマです。

チョウ・ユンファの貫禄がヤバい

本作の大きな見どころの一つが、

香港映画レジェンド チョウ・ユンファ(周潤發) の参戦です。

彼が演じる“国家監察長官”オスカーは、まさに圧倒的な存在感。

・大声で怒鳴らなくても怖い

・ただ座っているだけで緊張感が走る

・一言で物語の流れを変えてしまう

こうした“王者の演技”が作品の格を数段上げています。

ラウ(アーロン・クォック)やリー(レオン・カーフェイ)との対立は、

まるで香港映画界の世代交代を象徴するような圧巻のシーンばかりです。

豪華キャストによる緊張の演技合戦

アーロン・クォックは前作以上に“狂気”をまとい、

失われつつある正義を必死につなぎ止めようとする姿は息が詰まるほど。

対するレオン・カーフェイは、経験と信念を武器にラウを追い詰める役割に回り、

二人の対立はさらに深く複雑になっています。

さらに

・エディ・ポン

・アーリフ・リー

など、若手実力派も緊張感ある演技で物語を支えています。

アクションよりも“政治ドラマ”が主役

銃撃戦やカーチェイスも登場しますが、

本作の中心は“権力のぶつかり合い”。

・誰が誰を裏切るのか?

・誰が真の黒幕なのか?

・ラウの判断は正義なのか?

この答えを探るような構造が非常にスリリングです。

サスペンスとしての完成度は前作を超えていると言っても過言ではありません。

結末に待ち受ける“衝撃の真相”

物語の後半で、犯人の正体と陰謀の全貌が明かされる時、

「そう来るか…!」

と思わず唸ってしまうほどの構成の巧さを見せます。

そして——

正義を追い求めたラウが、最後にどんな選択をするのか。

そのラストシーンは胸に深く刺さります。

個人的な感想

前作『コールド・ウォー』が警察ドラマとして完成度が高すぎたので、

続編で同レベルを維持するのは難しいと思っていました。

しかし本作は、そのハードルをしっかり越えてきます。

特に印象的なのは、

前作では“頼れるリーダー”だったラウが、 今作では“揺らぐ人間”として描かれていること。

香港映画にありがちな勧善懲悪ではなく、

正義がどこまで許されるのかを深く掘り下げる姿勢に感動しました。

アーロン・クォック、レオン・カーフェイ、チョウ・ユンファが

一つの映画で“正義”と“権力”を巡ってぶつかり合う——

香港映画ファンにはたまらない構図です。

アクションよりも心理戦や権力闘争が好きな人に、

強くおすすめしたい作品です。

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