韓国映画 ヒューマンドラマ サスペンス

【守護教師(2018年) 映画予告編付き】マ・ドンソク社会派感想レビュー

マ・ドンソク主演と聞くと、

どうしても「拳で解決」「力で制圧」というイメージが先に浮かびませんか?

でも、今回紹介する

「守護教師」

は、そのイメージをうまく利用しながら、

“暴力では解決できない問題”に真正面から踏み込んだ一本です。

舞台は女子高校。

主人公は、元ボクシング王者の体育教師。

扱う題材は、女子生徒の失踪、学校の沈黙、警察の無関心、そして大人たちの責任。

この記事では、

✅ どんなタイプの韓国映画なのか

✅マ・ドンソクは何を「守ろう」としているのか

✅なぜ観終わった後に重たい余韻が残るのか

を、ネタバレなしで解説します。

結論から言うと本作は、

アクションの皮を被った、非常に苦くて真面目な社会派サスペンス。

スカッとする映画ではありませんが、

「目を背けたくなる現実」をきちんと突きつけてくる作品です。

映画の基本情報(公開年・監督・キャスト)

    タイトル:守護教師

    公開年:2018年

    監督:イム・ジンスン

    主なキャスト

    マ・ドンソク(オク・ギチョル)

    キム・セロン(カン・ユジン)

    イ・サンヨプ(ジソン)

    チン・ソンギュ(ビョンドゥ)

    チャン・グァン(キム・ギテ)

    シン・セフィ(ハン・スヨン)

    ソン・ウンソ

    マ・ドンソクの存在感に加え、

    若手女優キム・セロンの真っ直ぐな演技も、本作の重要な軸になっています。

    あらすじ(ネタバレなし)

      かつてボクシングのチャンピオンだったギチョルは、

      暴力沙汰をきっかけにコーチの職を失い、

      新たに女子高校の体育教師として働くことになる。

      男社会しか知らなかった彼は、

      女生徒たちとの距離感に戸惑いながらも、

      少しずつ学校に馴染もうとしていた。

      そんな中、ギチョルは生徒の一人・ユジンと出会う。

      ユジンは、同級生が突然姿を消したことに疑問を抱いていた。

      しかし学校は「家出だろう」と取り合わず、

      警察の捜査も、どこか消極的に見える。

      町全体に漂う不自然な空気。

      やがてユジン自身も、何者かに襲われてしまう。

      ギチョルは、教師として、そして大人として、

      この問題に関わらざるを得なくなっていく。

      見どころ・魅力

        マ・ドンソクの「抑えた怒り」

        本作のギチョルは、すぐに殴りません。

        むしろ、殴らないように耐えている。

        その我慢が、逆に怖さと重みを生んでいます。

        学園を舞台にした社会派サスペンス

        不良や裏社会ではなく、

        「普通の学校」「普通の街」を舞台にしている点がリアル。

        キム・セロンの存在感

        大人に頼らず、疑問を持ち続ける少女。

        ユジンの視点が、観客の視点そのものになっています。

        “大人たちの沈黙”の描写

        教師、警察、地域社会。

        誰もが「面倒ごと」に関わろうとしない空気が、じわじわと恐ろしい。

        派手さより緊張感を優先した演出

        アクションは控えめ。

        その分、視線や間、沈黙が効いてきます。

        マ・ドンソク作品の中でも異色

        『犯罪都市』や『無双の鉄拳』とは真逆。

        「力の使いどころ」を考えさせる作品です。

        映画のトリビア・製作の裏話

          ・実際の社会問題を強く意識して制作

           韓国で問題視されていた若者の失踪事件や、

           学校・警察の対応が脚本に反映されています。

          ・マ・ドンソクは“守る役”を意識して演じた

           倒すより、止める。

           怒りより、責任感を前に出す演技が特徴。

          ・キム・セロンは感情を抑えた演技を要求された

           泣き叫ぶのではなく、

           静かな恐怖を表現する演出が徹底されています。

          テーマ・メッセージの解説

            この映画のテーマは、かなり重たいです。

            ● 大人は何を守るべきなのか

            規則か、立場か、それとも子どもか。

            ギチョルは、その選択を突きつけられます。

            ● 無関心は加害に近い

            何もしないことが、

            結果的に誰かを追い詰めていく。

            この構造が、非常に冷静に描かれています。

            ● 暴力では解決できない現実

            マ・ドンソクが強いからこそ、

            「殴れない問題」の重さが際立つ。

            評価

              総合評価としては、

              ストーリー:★★★★☆

              社会性:★★★★☆

              緊張感:★★★☆☆

              カタルシス:★★☆☆☆

              スカッとするタイプの映画ではありません。

              しかし、考えさせる力は非常に強い一本です。

              筆者レビュー

                良かった点(3つ)

                ① 社会派テーマを真正面から描いた勇気

                観客に媚びない構成が印象的。

                ② マ・ドンソクの抑制された演技

                「殴らないマ・ドンソク」が、

                ここまで説得力を持つとは思いませんでした。

                ③ キム・セロンの存在

                若者の視点を、感情過多にならずに描いている。

                気になった点(2つ)

                ① 娯楽性はやや低め

                エンタメ重視の人には重たい。

                ② 説明を省いた部分が多い

                観る側に考えさせる作りなので、

                分かりやすさを求める人には不親切かも。

                どんな人にオススメ?

                ✅ 韓国社会派映画が好き

                ✅ マ・ドンソクの違う一面を見たい

                ✅ 学園ものでも重たいテーマを求める

                ✅ 観後に考えさせられる映画が好き

                ✅ 軽い気分ではなく、腰を据えて映画を観たい人

                まとめ

                  『守護教師(2018年)』は、

                  「誰かを守る」とはどういうことかを、

                  非常に静かに、しかし厳しく問いかける映画です。

                  強い男が、力を振るう物語ではありません。

                  強い男が、踏みとどまる物語です。

                  予告編で少しでも重たい空気を感じたなら、

                  その直感は正しい。

                  覚悟を持って観てほしい、そんな一本です。

                  ▼ 『守護教師(2018年)』の予告編はこちら!

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