1989年に公開されたシリーズ第6作『ポリスアカデミー6/バトル・オブ・ベッドタウン』は、
いつものお騒がせメンバーたちが情報漏洩事件に立ち向かうポリス・コメディ。
舞台は再び大都市に戻り、連続強盗事件と警察内部のスパイ疑惑という、
コメディながらもサスペンス要素が強めの展開が特徴です。
マホーニー不在の2作目ながらも、ファンにはおなじみの面々がそれぞれの個性を
発揮して活躍します。
Contents
主なスタッフとキャスト
監督:ピーター・ボナーズ
本作で長編映画の監督デビューを果たしたテレビ出身の演出家。
シリーズらしいテンポとスラップスティックな演出を忠実に再現。
出演者一覧:
ババ・スミス(ハイタワー)
おなじみの巨漢キャラで、今作でもその怪力と天然ぶりが事件解決に役立つ(?)場面が多数。
デヴィッド・グラフ(タックルベリー)
銃マニアのぶっ飛びキャラは健在。暴走する正義感と爆笑のミスマッチが魅力。
マイケル・ウィンスロー(ジョーンズ)
声帯模写芸であらゆる場面をかき乱す。今回は特に捜査活動中のモノマネが秀逸。
レスリー・イースターブルック(キャラハン)
迫力ある女警官として、新人たちと現場を支える頼もしい存在。
マリオン・ラムジー(フック)
小柄で内気な警官が、今作ではさらに一皮むけて大活躍!
マット・マッコイ(ニック・ラサール)
マホーニーの後任的キャラとして登場。明るく機転の利いた演技で、シリーズの雰囲気を継承。
ブルース・マーラー(ファックラー)
相変わらずのトラブルメーカー。何もしていないのに事件が起こる伝説の体質が今作でも健在。
映画の見どころ
街を襲う謎の強盗団と内部スパイ疑惑
宝石店や銀行が次々と襲われる中、なぜか犯人の動きがいつも警察の先を行く…。
内部情報が漏れている疑惑が浮上し、ついにラサール校長にも容疑が。
いつもとは違う、ややシリアス寄りなミステリー要素が作品に緊張感を与えます。
マホーニー不在を感じさせないキャラの充実
グッテンバーグの不在を補うように、ニック・ラサール役のマット・マッコイが
元気いっぱいに躍動。
ジョーンズ、タックルベリー、ハイタワーなど、シリーズの柱たちの安定した
キャラ造形が安心感を与えます。
ギャグとアクションの絶妙なバランス
ドタバタしながらも実は緻密な捜査を展開する警官たち。
ドローンや監視カメラを使った90年代直前の捜査風景が、どこかレトロで味わい深いです。
ハリス警部 vs ヘマな部下の黄金パターンも健在
G・W・ベイリー演じるハリスがまたしても登場。命令は的外れ、計画は崩壊、
部下のせいにする…というお約束のムーブでしっかり笑わせてくれます。
個人的な感想
『ポリスアカデミー6』は、シリーズの後期にあたる作品ながらも、
コメディとミステリーをうまく融合させた一作だと思いました。
ややマンネリ感も否めませんが、その中でもジョーンズのモノマネや、
タックルベリーの暴走、ファックラーのドジっぷりは安定の面白さ。
また、新キャラのニックが思ったより自然にチームに溶け込んでおり、
マホーニーの穴をちゃんと埋めているのが好印象でした。
街を舞台にした追跡劇や潜入捜査も盛りだくさんで、後半は結構スピード感のある展開に。
子どもと一緒に見ても安心な内容で、家族向けコメディとしても十分楽しめる作品です。
まとめ
『ポリスアカデミー6(1989年)』は、笑いあり、ちょっぴりサスペンスありの
安定したシリーズ作品。
長年のファンはもちろん、コメディ×警察ものが好きな方にもおすすめです。
✅ 強盗団×警察のシリアス風味な展開
✅ 新キャラ・ニックがチームにしっくりハマる
✅ 安心のジョーンズ&タックルベリー芸
✅ ハリス警部の伝統芸もバッチリ
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