香港映画 アクション映画

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ4/天地覇王(1993年) 映画予告編付き

1990年代を代表する香港カンフー映画シリーズ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」。

その第4作目となる『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ4/天地覇王』

(原題:「黃飛鴻之四 王者之風」)は、主演がジェット・リーからヴィンセント・チャオへと交代し、

新たな黄飛鴻像を描いた意欲作です。

本作では、前作で「獅子王」と称された黄飛鴻が再び歴史の荒波に巻き込まれ、

清朝末期の動乱の中で義和団や外国列強と対峙していきます。

伝統と変革、西洋との対立、そして師弟や仲間との絆をテーマに描いた、

シリーズの中でも特に壮大なスケールを誇る作品です。

主なスタッフとキャスト

監督:ユエン・ブン

ウォン・フェイフォン(黄飛鴻):ヴィンセント・チャオ

十四叔母:ジーン・ウォン

リャン・フー(梁寛):マックス・モク

アチー(鬼脚七):ホン・ヤンヤン

チン・ガーロ

ラウ・シュン

ビリー・チョウ

あらすじ

前作で「獅子王」の称号を得たウォン・フェイフォン。

北京で大臣暗殺を阻止した英雄として知られる存在となったが、

その後も清国を取り巻く状況は混迷を極めていた。

首都北京では、列強諸国の租界が勢力を拡大し、

清への介入を狙って駆け引きを繰り広げていた。

そんな中、「扶清滅洋」を掲げて外国人を敵視する義和団が無差別テロを展開。

市民や外国人を巻き込む暴力が横行し、街は不穏な空気に包まれていく。

そのような状況下、清朝の重鎮・李大臣は黄に再び「獅子王合戦」への出場を依頼する。

祖国のためと快諾した黄は、竜神の舞いを得意とする副大臣グアンと交流を深めつつ北京に向かうが、

そこで女性のみで構成された義和団の一派「紅燈照(こうとうしょう)」による無差別襲撃に遭遇する。

弟子のフーが紅燈照に関わったことをきっかけに、黄はドイツ軍と紅燈照の争いに巻き込まれてしまう。

混乱の中でトーマス神父らを救おうと奮闘するが、

やがて敵の武闘僧・ミウ大師と共にドイツ軍に捕らえられてしまうのだった…。

映画の見どころ

新たな黄飛鴻像 ― ヴィンセント・チャオの登場

    これまでシリーズを牽引してきたジェット・リーに代わり、

    本作からはヴィンセント・チャオが主役に抜擢されました。

    長身で端正な顔立ち、伸びやかな武術の型が特徴で、従来の黄飛鴻とはまた違う魅力を放っています。

    最初は「やっぱりジェット・リーの方が…」と思う観客もいるかもしれませんが、

    ヴィンセント・チャオならではの誠実さと迫力あるアクションが次第に心を掴んでいきます。

    義和団と紅燈照 ― 歴史的背景とドラマ性

      物語の中心に据えられるのは、清朝末期に実際に存在した義和団。

      彼らの「排外思想」と無差別テロが、物語全体に重厚な歴史性を与えています。

      特に「紅燈照」という女性だけの武装集団の存在は、フィクション要素を取り入れつつもユニークな演出で、

      アクションシーンを華やかにしています。

      ホン・ヤンヤン演じる鬼脚七の圧巻アクション

        シリーズを通じて高い人気を誇るキャラクター・鬼脚七(アチー)。

        ホン・ヤンヤンが演じるこのキャラクターは、圧倒的な脚技と豪快な武術スタイルで見応え抜群です。

        黄飛鴻との共闘や敵対シーンは、カンフー映画ファンなら必見です。

        歴史とフィクションが交錯するスケール感

          実在した清末の歴史事件を背景にしつつ、武術大会や外国列強との対決などフィクション的な要素を絡めて描くことで、

          シリーズならではの「歴史ロマン × カンフーアクション」が成立しています。

          紫禁城を舞台とした壮大なスケール感も見どころです。

          シリーズの転換点

            ジェット・リーからヴィンセント・チャオへ主演交代したことにより、本作はシリーズの転換点ともいえます。

            新たな俳優による挑戦が作品にフレッシュさを与え、シリーズを続けて観る楽しみを広げてくれます。

            個人的な感想

            『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ4/天地覇王』は、

            正直なところジェット・リー時代と比較して評価が分かれる作品だと思います。

            主演交代による違和感は否めないですが、それでも香港映画らしい熱量と勢いは健在。

            特に紅燈照との戦いや、獅子王合戦をめぐる大規模な戦闘シーンには迫力があり、

            「やっぱり香港映画はこうでなくちゃ!」と感じさせてくれます。

            また、義和団の狂信的な思想や外国列強の横暴など、当時の時代背景を絡めて描いているため、

            単なる娯楽アクションではなく、どこか社会派な側面も楽しめました。

            ヴィンセント・チャオ演じる黄飛鴻は誠実で真っ直ぐな人物像が印象的で、

            アクションにおいても非常に伸びやかで美しい動きを見せてくれます。

            特にラストにかけての戦闘は圧巻で、スクリーンに釘付けになりました。

            総じて、「シリーズの新しいスタート」として観るべき一本。

            もしジェット・リー版で止まっている方がいたら、ぜひ第4作も手に取っていただきたいです。

            まとめ

            『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ4/天地覇王』は、

            主演交代による新鮮さと歴史背景を交えた重厚なストーリーが特徴的な作品です。

            ・ヴィンセント・チャオが新たに演じる黄飛鴻

            ・義和団や紅燈照といった歴史とフィクションの融合

            ・鬼脚七による圧倒的アクション

            ・シリーズの転換点としての存在感

            これらが合わさり、カンフー映画の醍醐味を改めて堪能できる一本となっています。

            香港映画やカンフーアクションが好きな方、そして黄飛鴻シリーズを追いかけたい方には必見の映画です。

            ぜひ予告編を観て、その熱量を体感してみてください!

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