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ベスト・キッド3(1989年) 映画予告編付き

伝説のカラテ物語、再び――!

『ベスト・キッド』シリーズ第3作目となる

『ベスト・キッド3(The Karate Kid Part III)』は、前作までで培われた師弟の絆を

さらに試す、"心の闘い"をテーマにした作品です。

今回は、ダニエルとミヤギの間に生じる葛藤、新たな敵との戦い、

そしてシリーズが訴え続けてきた"本当の強さとは何か"を描く本作を、

徹底レビューしていきます!

主なスタッフとキャスト

    監督:ジョン・G・アヴィルドセン

    (『ロッキー』『ベスト・キッド』シリーズを手がけた名匠)

    主なキャスト

    ラルフ・マッチオ(ダニエル・ラルーソー)

     これまでの勝利の後、自信と不安の間で揺れる青年。

    ノリユキ・パット・モリタ(ミヤギ)

     変わらぬ信念でダニエルを導こうとする師。

    ロビン・ライヴリー(ジェシカ・アンドリュース)

     ダニエルと友情を育む新しい友人。

    トーマス・イアン・グリフィス(テリー・シルバー)

     コブラ会再建を企む陰の支配者。

    マーティン・コーヴ(ジョン・クリース)

     前作で敗北したコブラ会の師範。

    ショーン・カナン(マイク・バーンズ)

     ダニエルを追い詰める最強の高校生ファイター。

    ストーリー概要

      コブラ会の師範・ジョン・クリースは、かつての敗北で名声も道場も失っていた。

      しかしクリースには、強力な支援者――悪名高き実業家テリー・シルバーがいた。

      クリースとシルバーは、ダニエルとミヤギに復讐するため、

      無敵のカラテファイター・マイク・バーンズを送り込む。

      一方、ダニエルは、再び空手トーナメントへの出場を求められるが、

      ミヤギは「勝つためだけの空手は教えない」とこれを拒否。

      ミヤギとの間に溝を感じたダニエルは、テリー・シルバーの甘い言葉に誘われ、

      "倒すための空手"を学び始めてしまう――。

      信じるべき道とは何か?

      本当の強さとは何か?

      ダニエルの心が大きく揺れ動く中、最後の闘いが始まる。

      映画の見どころ

        ① 師弟の絆に走る亀裂

        これまで鉄板だったダニエルとミヤギの関係に、初めて"ズレ"が生まれる今作。

        勝ちへの執着、恐怖、迷い――

        ダニエルの心の弱さがリアルに描かれており、単なる勧善懲悪の話に

        終わらない深みを持たせています。

        ミヤギの信念に反して"攻撃的な空手"に惹かれるダニエルの姿には、

        観ていて胸が痛くなります。

        ② テリー・シルバーという新たな悪役

        本作最大の敵は、実はマイク・バーンズではなく、テリー・シルバー。

        彼の狡猾な策略、甘い誘惑、そして陰湿な攻撃は、これまでにないタイプの

        悪役像を見せてくれます。

        シリーズを通しても屈指の"ムカつく悪役"といえる存在感で、

        物語に緊張感をもたらしています。

        ③ ダニエルの内面成長

        単に「勝つため」に戦うのではない――

        ミヤギの教えを思い出し、自らの弱さを認め、乗り越えていくダニエルの成長が、

        物語の大きな感動ポイントです。

        「本当に強い者は、相手を傷つけることではなく、自分を制することができる者だ」

        そんなメッセージが、ラストに向かってしっかりと描かれています。

        ④ 友情にとどまったロマンス描写

        ロビン・ライヴリー演じるジェシカとの関係は、恋愛には発展せず、友情にとどまる設定。

        これが逆に自然で、ダニエルが今作では"自分自身と向き合う"ことに集中できる流れを

        作り出しています。

        青春の淡い友情も、作品に温かみを与えています。

        映画の個人的な感想

          『ベスト・キッド3』は、単純な続編とは異なり、"心の闘い"を描いた作品だと

          感じました。

          勝ち続けてきたダニエルが、逆に自信を失い、間違った道に進みそうになる。

          その葛藤がリアルで、観ていてハラハラすると同時に、応援したくなる。

          また、ミヤギがダニエルを責めず、静かに見守る姿も印象的でした。

          言葉ではなく態度で教える――これこそ、真の"師"なのだと改めて感じます。

          確かにアクションの規模は前作までに比べてやや小さく、

          ストーリー展開も若干荒削りな面はありますが、

          「本当の強さとは何か」

          というテーマは、しっかりと受け継がれています。

          シリーズファンなら絶対に見逃せない一本です!

          まとめ

            『ベスト・キッド3』は、

            青春映画であり、スポーツドラマであり、ヒューマンドラマでもあります。

            "勝つため"ではなく、"自分を信じるため"に戦う。

            そんな真の強さを描いた本作は、シリーズの中でも独特の存在感を放っています。

            ぜひ予告編をチェックして、ダニエルとミヤギの新たな挑戦を見届けてください!

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