1988年に公開された『ポリスアカデミー５／マイアミ特別勤務』は、
シリーズもいよいよ南国マイアミへ舞台を移した快作コメディ。
おなじみのメンバーが警察学校を飛び出して、ラサール校長の定年記念旅行に
同行する形で事件に巻き込まれていく…という、観光＆おバカギャグ要素満載の作品です。
今回はスティーヴ・グッテンバーグ（マホーニー役）が不在ながらも、
シリーズの雰囲気は健在。この記事では本作の見どころと個人的な感想をお届けします。
Contents
主なスタッフとキャスト
監督：アラン・マイヤーソン
テレビ業界出身のコメディ演出家。テンポの良さと小ネタの連発で、シリーズを明るく彩ります。
出演者一覧：
ババ・スミス（ハイタワー）
今作でもその威圧感と優しさのギャップが炸裂。舞台がマイアミでも存在感抜群。
マイケル・ウィンスロー（ジョーンズ）
声帯模写の芸は今回も絶好調。リゾート地でも機械音や銃声などを再現しまくって観客を笑わせます。
デヴィッド・グラフ（タックルベリー）
銃と愛に生きる男。マイアミでも愛用の火器を持ち込み、観光地でもやらかしまくります。
G・W・ベイリー（ハリス警部）
シリーズ屈指のイヤミキャラ。今作でもトラブルの火種として大活躍。
ジョージ・ゲインズ（ラサール校長）
定年間近の寂しさを滲ませつつも、天然ボケぶりは健在。事件に巻き込まれる鍵となる人物。
レスリー・イースターブルック（キャラハン）
マイアミでもそのセクシーさと強さは変わらず。水着シーンあり？
マリオン・ラムジー（フック）
小さな体と大きな声で事件に立ち向かう。今回も成長と活躍が光ります。
映画の見どころ
シリーズ初の南国マイアミが舞台！
温暖な気候と陽気な街並みを背景に、シリーズ初の"旅行モノ"的展開。
プール、ビーチ、リゾートホテルと、警察モノとは思えないほどバカンス感に溢れています。
校長のバッグ取り違え事件が発端
ラサール校長が空港でダイヤモンド強奪犯のバッグを間違えて持ち帰ってしまう…という
超ベタな展開から始まるドタバタ劇。
だがこれが意外にスリルもあり、コメディながらハラハラも味わえる作り。
ハリス警部の暴走と転落芸
ハリスは本作でもあらゆる場所でコケまくり、落ちまくり。
特に水辺のシーンでは毎回期待を裏切らない見事な転落っぷりを披露し、観客の笑いを誘います。
マホーニー不在でもバランス良好
主演のスティーヴ・グッテンバーグが不在の本作。
しかし他のメンバーの活躍がしっかりカバーし、違和感なく物語が進行します。
逆にチームとしての一体感が強調される構成に仕上がっています。
個人的な感想
『ポリスアカデミー５』は、シリーズの中でも“おバカなバカンス編”という立ち位置で、
特に気楽に観られる一本だと感じました。
ギャグの密度が高く、テンポも良いので、最後まで飽きずに楽しめます。
なかでも好きだったのはジョーンズの音マネ芸と、
タックルベリーのリゾート地での銃乱射（もちろんギャグ）。
キャラが変わらず生き生きと描かれており、シリーズファンとしては安心感のある作風でした。
ラサール校長の天然ボケも健在で、ダイヤモンド事件を通して
彼が実は重要なキーキャラクターになっていたのが面白いです。
マイアミの街並みや海辺のシーンもリゾート気分が味わえて、なんだか旅行に行った気分に
させてくれるのも魅力です。
まとめ
『ポリスアカデミー５（1988年）』は、笑い・観光・ちょっぴりスリルの三拍子が揃った、
シリーズの中でも異色ながらも楽しい一本です。
マホーニー不在でもキャラクターの魅力が全開で、笑いと元気をもらえるコメディ映画と
なっています。
✅ 舞台はマイアミ！シリーズ初の南国ロケーション
✅ ハリス警部の転落芸がさらに進化
✅ キャラの魅力とチームワークは健在
✅ ダイヤモンド事件とコメディが絶妙に融合
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