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ロッキー3(1982年) 映画予告編付き

1982年公開の映画『ロッキー3』(原題:Rocky III)は、シルヴェスター・スタローンが

監督・脚本・主演を務めた大ヒットシリーズの第3作です。

名作『ロッキー』『ロッキー2』で成り上がりから王者の座を掴んだ主人公が、

今作では「栄光を手にした者の苦悩」と「再起のための闘い」に挑みます。

相手は無名ながらも野心むき出しの黒人ファイター、クラバー・ラング。

さらに前作までの宿敵アポロとの因縁を超えた友情と絆が描かれ、

シリーズの中でも熱狂的に支持されている作品です。

今回は『ロッキー3』のあらすじ、見どころ、そして筆者の個人的な感想を交えて

ご紹介します。

主なスタッフとキャスト

監督・脚本:シルヴェスター・スタローン

出演者:

シルヴェスター・スタローン … ロッキー・バルボア

タリア・シャイア … エイドリアン(ロッキーの妻)

バート・ヤング … ポーリー(義兄であり、時に問題を起こすが憎めない存在)

バージェス・メレディス … ミッキー(ロッキーの恩師でトレーナー)

ミスター・T … クラバー・ラング(新鋭ファイター、ロッキーの新たなライバル)

カール・ウェザース … アポロ・クリード(元チャンピオン、ロッキーのかつての宿敵)

映画のあらすじ

世界ヘビー級チャンピオンとなり、アメリカNo.1スポーツヒーローとして

成功を掴んだロッキー・バルボア。

裕福な生活を送り、数々の防衛戦にも勝利してきた彼は、

すでに国民的スターとして人気の頂点にいました。

しかし、そんなロッキーに無名の黒人ファイター、クラバー・ラング(ミスター・T)が

挑戦状を叩きつけます。

彼は貧困から這い上がり、苛烈なトレーニングを積んできた生粋のハングリーファイター。

挑発に乗ったロッキーは試合を受けますが、慢心と準備不足のために敗北してしまいます。

さらに、この戦いの直前、ロッキーの支えであったトレーナーのミッキーが倒れ、

彼の心には大きな空洞が生まれます。

どん底に落ちたロッキーに手を差し伸べたのは、かつてのライバル、アポロ・クリードでした。

アポロは「ハングリー精神を取り戻せ」とロッキーを導き、

彼をトレーニングキャンプに連れ出します。

そこでロッキーは己の限界を知り、再び闘志を燃やしていくのです。

そして迎えるクラバーとのリマッチ。友情と努力を背負い、

再起を賭けたロッキーの挑戦が始まります。

映画の見どころ

宿敵から盟友へ――アポロとの熱い絆

    『ロッキー3』最大の見どころは、ロッキーとアポロの関係性の変化です。

    これまで死闘を繰り広げてきた二人が、今作では友情を築き、

    アポロがロッキーを鍛える立場に回ります。

    トレーニングシーンではアポロのスピードとテクニックを学ぶロッキーの姿が印象的で、

    シリーズ屈指の熱い友情ドラマとなっています。

    新ライバル・クラバー・ラングの存在感

      ミスター・T演じるクラバー・ラングは、シリーズにおいて異彩を放つ強烈なキャラクターです。

      無名から王者を狙う彼の姿は、かつてのロッキー自身を彷彿とさせ、

      物語に強いコントラストを与えます。

      豪快なパワーファイトと挑発的な態度は、観客に忘れがたいインパクトを残しました。

      トレーニングシーンと音楽の高揚感

        『ロッキー』シリーズといえば欠かせないのがトレーニングシーン。

        本作でもアポロの指導を受けるロッキーが海辺を全力疾走する場面など、

        心を震わせる名シーンが多数あります。

        BGMに流れるサバイバーの「Eye of the Tiger」は、映画音楽史に残る名曲で、

        今もスポーツやトレーニングで愛され続けています。

        栄光からの転落と再起の物語

          『ロッキー3』は、成功を手にした人間が慢心から敗北し、そこから立ち直る物語でもあります。

          頂点に立ってもなお挑戦者としての気持ちを忘れてはならない――そんな普遍的なテーマが、

          多くの観客の共感を呼びました。

          映画の個人的な感想

          『ロッキー3』は、シリーズの中でも特にエンタメ性が高く、

          派手でドラマチックな展開が魅力の作品だと感じます。

          前作までの泥臭い成り上がりストーリーから一転し、

          「栄光を掴んだ者の苦悩と挫折、そして再起」という新たなテーマに挑んだ点が印象的です。

          個人的には、ロッキーとアポロがトレーニングを通して友情を深めていく場面が大好きです。

          特に海辺を二人で走り抜け、最後に抱き合って喜ぶシーンは、

          スポーツ映画の名場面のひとつといえるでしょう。

          宿敵から仲間になる展開は、観ていて胸が熱くなります。

          また、ミスター・Tの存在感は圧倒的。彼の挑発的なキャラクターは、敵役として完璧で、

          ロッキーのドラマをより際立たせています。

          敗北を経験することでしか得られない学びと強さ――

          それをロッキーが体現していく姿に心を動かされました。

          総じて『ロッキー3』は、スポーツ映画としてだけでなく、人間ドラマとしても楽しめる作品です。

          スタローンの描く「努力」「友情」「挑戦」というテーマは、

          時代を超えて色あせないと改めて感じました。

          まとめ

          『ロッキー3』は、成功者としてのロッキーが初めて直面する挫折と再起の物語であり、

          ライバルとの闘いを超えた友情が描かれる感動作です。

          「Eye of the Tiger」と共に繰り広げられるトレーニングシーンは今もなお人々を鼓舞し、

          クラバー・ラングという強烈なライバルの存在が物語に緊張感を与えています。

          シリーズを通して見てきた人はもちろん、本作単体でも十分楽しめる内容になっており、

          スポーツ映画やヒューマンドラマが好きな方にはぜひおすすめしたい一作です。

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