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ランボー3/怒りのアフガン(1988年) 映画予告編付き

1980年代を代表するアクション映画シリーズといえば、

やはりシルヴェスター・スタローン主演の『ランボー』シリーズ。

その中でも第三作にあたる 『ランボー3/怒りのアフガン』(原題:Rambo III) は、

冷戦時代の国際情勢を背景に描かれた大作として知られています。

1988年公開当時、ハリウッド最大級の製作費を投入し、圧倒的なスケールで描かれた

“孤高の戦士ランボー”の戦いは、今なお多くのアクション映画ファンの心を熱くさせます。

監督はピーター・マクドナルド。脚本はシルヴェスター・スタローン自身と

シェルドン・レティックが担当しました。

スタローン演じるランボーが、アフガニスタンの戦場に単身乗り込み、

圧倒的なソ連軍相手に戦うというストーリーは、当時の国際情勢を色濃く反映しつつも、

アクション娯楽映画として完成度の高い一本となっています。

スタッフとキャスト

監督:ピーター・マクドナルド

脚本:シルヴェスター・スタローン、シェルドン・レティック

出演者

シルヴェスター・スタローン … ジョン・ランボー

リチャード・クレンナ … サミュエル・トラウトマン大佐

カートウッド・スミス … グリッグス

マーク・ド・ジョング … ザイセン大佐(ソ連軍司令官)

スピロス・フォーカス … マソード(アフガンの指導者)

サッソン・ガーベイ … モーサ

あらすじ

前作『ランボー/怒りの脱出』の事件後、ランボーは東南アジアの仏教寺院で静かに

暮らしていました。

過去の戦争体験に苦しみながらも、穏やかな日々を送る彼のもとに現れたのは、

かつての上司であり唯一の理解者であるトラウトマン大佐。

大佐はアフガニスタンでソ連軍に対抗する任務にランボーを誘いますが、

戦いから距離を置きたいランボーはこれを断ります。

しかし後日、トラウトマン大佐がソ連軍の手に捕まり、

人質となったとの知らせを受けたランボーは心を揺さぶられます。

かつての恩人を救うため、彼はついに再び戦場へと向かう決意を固めるのです。

アフガニスタンの地に降り立ったランボーは、現地の反乱勢力ムジャヒディンと手を組み、

大佐救出のためソ連軍要塞へ潜入。

そこには最新兵器を駆使したソ連軍の大部隊が待ち構えていました。

圧倒的不利な状況の中、ランボーは仲間とともにゲリラ戦を展開し、

孤軍奮闘の戦いに挑むのです。

映画の見どころ

ランボー史上最大級のスケール

    本作は、当時のアクション映画としては破格の製作費が投入されました。

    戦車、ヘリコプター、ロケットランチャーなど、軍事兵器が次々と登場し、

    まるで“戦争映画”さながらのド迫力アクションが展開します。

    特に、戦車とヘリの対決シーンは、1980年代アクション映画を代表する名場面として

    語り継がれています。

    ランボーとトラウトマン大佐の絆

      これまで孤高の戦士として描かれてきたランボーが、恩人を救うために再び戦いに

      身を投じるというドラマ性が、本作の大きな魅力です。

      リチャード・クレンナ演じるトラウトマン大佐との師弟関係は、

      単なるアクションの枠を超えて、作品に深みを与えています。

      時代背景を映し出すストーリー

        1980年代後半、冷戦下でソ連がアフガニスタンに侵攻していた時代背景が

        色濃く反映されています。

        当時の観客にとっては非常にリアルな題材であり、映画としての娯楽性と同時に

        国際政治の影も感じさせる作品となっています。

        スタローンの肉体美と超人的アクション

          ランボーといえばスタローンの圧倒的な肉体美。

          本作でも筋骨隆々の体で次々と敵をなぎ倒す姿が印象的です。

          炎の中を突き進む姿や、重火器を片手で操るシーンは、アクション映画ファンにとって

          まさにカタルシスそのものです。

          個人的な感想

          『ランボー3/怒りのアフガン』は、前2作と比べてもアクション要素が

          大幅に強化された印象を受けます。

          とにかくスケールが大きく、ド派手な演出が連続するので、

          純粋にアクションを楽しみたい方には最適の一本でしょう。

          一方で、時代背景を知ってから観ると、より深い意味を感じ取ることができます。

          冷戦構造、アフガン侵攻、そして米ソ対立の象徴的作品でもある本作は、

          単なる娯楽作以上の価値を持っているといえます。

          また、ランボーとトラウトマン大佐の関係性は、シリーズ全体を通して非常に重要なテーマです。

          恩師を救うためなら命を懸けるというランボーの姿には、孤高の戦士でありながらも

          “人との絆”を大切にする一面が垣間見えました。

          もちろん、現代の視点で見ればストーリーの単純さや勧善懲悪的な描写は古さを

          感じる部分もありますが、それこそが80年代アクション映画の魅力だと思います。

          まとめ

          『ランボー3/怒りのアフガン』は、80年代アクション映画のエネルギーを詰め込んだ超大作です。

          大迫力のアクション、冷戦下を背景にした重厚な物語、そしてランボーとトラウトマン大佐の

          絆が絡み合い、シリーズの中でも独自の存在感を放っています。

          「ランボー」シリーズを語るうえで避けて通れない一本であり、

          アクション映画ファンはもちろん、冷戦時代を映した作品としても一度は観ておきたい映画です。

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